今年の初めにダブルネックギターを手に入れました。
ダフルネックギターとは、写真の通りネック(左手で押さえるところ)が2本もあるギターです。
何の意味があるのかといいますと、下のネックは普通のギターと同じく6本の弦が張ってあるのですが、上のネックは12本も弦が貼ってあります。
これによって12弦の独特のコーラスが掛かったような響きが得られます。
このダフルネックギターを有名にしたのは、レッドツェッペリンのジミーペイジというギタリスト無しには語れません。
Led Zeppelin - The Song Remains/The Rain Song - July 1973
そしてもう一人、Eaglesのドンフェルダーを忘れてはいけません。
ホテルカリフォルニアが代表曲です。
イーグルス ホテルカリフォルニア(BR)Eagles Hotel California
最近では(少なくとも日本人アーティストでは)ダブルネックギターを弾いているのを見かけることは少ないですが、見た目のインパクトとこれでしか出せない音があります。
ただし、このギターは初心者にはおススメできません。あなたが上の2曲を絶対にやりたいという方は別として、以下のデメリットがありますので、挫折するおそれがあります。。
・弦交換が大変
合計18本の弦を交換しなければならないため、普通のギターの3倍の手間がかかります。
・重い
ネックが二本あるため、ギター自体も大きく、重量がかなりあります。腰や肩の悪い方にとっては地獄です。
・操作が大変
実はこのギター、12弦側の音を出したり6弦側の音を出したりと切り替えをしながら演奏する形になります。
当然ながら、通常のギターよりもやらなければならないことが沢山あり、難易度が高くなります。
・下のネック(6弦側)が見づらい
ネックが2本あるため、下の6弦側のネックはそれだけ目線が遠くなりますので、演奏が難しくなります。
・20フレットまでしかない
通常ギターは最低でも21フレットはありますが、ダブルネックギターの場合、20フレットしかありません。フレットが少ないとそれだけ出せる音域が制限されます(高い音が出ない)。
と、いうことで初心者にはデメリットだらけのぎたーですので、避けた方が無難です。
ただし、このデメリットと引き換えに抜群のインパクトとかっこよさがありますので、そういったことにロマンを感じる方、または上の2曲をどうしても弾きたい方のみおススメします。
ちなみに私はこちらのギターを所有しています。
一番有名かつ高価なギターはギブソン製ですが、私のものはその廉価版のエピフォン製です。
(それでも10万以上しますが.....)
登場機会が限定的なため廉価版で対応していますが、それでもボディが大きいことも影響してか、すごく良い鳴りがします。
※2020.10.14追記
このギターを使って、EAGLESのHOTEL CALIFORNIAを弾きました!!
苦労の様を是非ご覧ください😅
YUJI HONDA