ギターを始めるにあたって、殆どの方が憧れのアーティストや弾きたい曲があるのではないでしょうか?
ただし、初心者がギターを始めるにあたって練習曲を決める場合、注意しなければならないことがあります。
有名なギタリストがいるバンドの曲はやめた方がいいです。
なぜなら、挫折してしまうからです。
これは私の体験談です。
私はB'zの松本さんに憧れてギターを始めました。当時流行っていた「love me I love you」という曲を弾こうと思い、楽譜を買ってきたはいいものの、一番初めのフレーズから弾けません。何日経っても弾けません…
B'z / love me, I love you LIVE GYM 2005 CIRCLE OF ROCK
そして家族からは三味線を弾いてるみたいだなと言われる始末…
結果、ニ年以上ギターを押入れにしまい込んでしまいました。
自分の弾きたい曲を弾きたいという気持ちは分かりますが、初心者には初心者のレベルにあった曲をやらないと挫折の元です。
では、どのような曲をまず弾けば良いのか。
ズバリ、「弾き語り」です。
コードを押さえてジャカジャカ弾く、あれです。
そういうとゆずやコブクロなどのアコースティックギターを想像すると思いますが、エレキでも同じです。
まずコードを見てジャカジャカとコードを弾く練習からしましょう。
自分の好きな曲があるのであれば、その曲のコードでもいいので、ジャカジャカ弾けるようになることをまず目標にしましょう。
その理由は、「ギターは右手と左手の連動が肝」だからです。
初めて自転車に乗った時のことを思い出してみて下さい。すごく難しくなかったですか?
自転車に乗るには、
①バランス感覚を養う
②ペダルをこぐ
③ハンドル操作をする
の3つの動作を同時にできなければ乗れません。
初めて自転車に乗る子どもがうまく運転できないのは、①も②も③慣れていないのに、全てを同時にやらなければならないからです。
最近はストライダーのように、ペダルのない自転車が発売されています。まずストライダーで①になれた後、普通の自転車に乗ると早く上達できるという仕組みです。
ギターも同じで、左手(ネックを押さえる)と右手(弦をピックで弾く)がそれぞれ別のことをやることになりますので、初心者が2つのことを同時にやると混乱してしまいます。
この点、弾き語りの場合、右手の動作がシンプルなことが多いので、ハードルを低くすることができます。
まず左手を練習して、それから右手を練習、最後に合わせるという形で分解して練習していくことど効率的に上達していくことができます!
むしろ自転車の方がギターよりも色んなことを同時にやっているわけです。自転車に乗れてギターを弾けないわけがない、ぐらいの考え方を持つことも大切です!
是非、楽しみながらギターを弾いてくださいね🎶
YUJI HONDA